『花束は毒』 著 織守きょうや
※このコーナーではネタバレ等は一切致しません。ご安心してお読みください
大学生の木瀬芳樹。彼は中学時代に従弟がいじめにあっていたのを、北見理花に解決してもらった過去がある。時が経ち、今度は昔お世話になった先輩が脅迫されていることをしった木瀬芳樹は、再び北見理花に助けを求める。結婚を控えた先輩のところに届けられる手紙。
「結婚を中止して下さい。必ず後悔することになります」
引用元 ①著作物名:花束は毒 ②出所:出版社 文春文庫 ③著作者名:織守きょうや
「おまえが犯罪者だと知って、結婚したいと思う女がいるわけがない」
「相手をよく知りもしないで結婚すべきではありません。この結婚はあなたを不幸にします。四年前のことを調べてください。誰かに相談してください」
脅迫主を探すために、木瀬と北見は犯人を捜していくがそこには驚きの真実が……。
というのが今回の小説の簡単なあらすじになります。まず、最初に
めっちゃ面白いです。
章ごとに分かれてお話は進んでいくんですが、前半部分を読んでいる時に、ある程度こうなっていくんだろうな、みたいな予想を立てながらミステリー系とかは読んでいくんですが、
まあ、見事に予想を裏切られました(笑)。後半のある部分に差し掛かった後は、もうその日の内に読み終えたくらいラストが気になってしょうがなかったです。
ジャンル的にはサスペンスになるんですかね。登場人物それぞれの内情が細かく描写され、脳内に映像としてイメージしやすいので、普段あまり読書しない方でも夢中になって読めると思います。
主人公でもある北見理花。彼女は凄腕の探偵で、作中で様々な活躍を見せてくれます。この小説のお話は、彼女が凄腕の探偵だからこそできたお話でもありますね。皆さんもぜひ、北見先輩の活躍を読んでみて下さい。特に、ラストは必読です!
おわり

花束は毒 (文春文庫 お 82-1) 文庫 – 2024/1
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