「ペッパーズ・ゴースト」 著 伊坂幸太郎
題名にあるペッパーズ・ゴーストをここ二週間で読み切りました。相変わらず最後まで先が読めない展開で、一気に読み進めることができました。伊坂幸太郎作品は文章も読みやすく、先の展開が気になる作品が多くて、どの作品もどんどん次のページに進みたくなる作りです。
ペッパーズ・ゴーストはちょっと先の未来がわかる教師と猫のことが大好きなコンビの視点でお話が進んでいきます。伊坂幸太郎作品は、全く関係性のない登場人物たちが終盤になるにつれて、互いの関係性が密接になって爆発的におもしろくなっていくことが多いのですが、今回の作品も例に漏れず、終盤は怒涛の展開が起きていきます。序盤に出てきた細かい設定が、最後の方に重要な要素になる。いわゆる伏線回収がすっぽりと箱に収まるようにきれいに纏まります。
個人的に一番好きなキャラクターはアメショーです。彼はネコジジハンターと呼ばれる二人組の片方で、名前は勿論アメリカンショートヘアーからきています。(確かそうだったはず。違っていたらごめんなさい)
アメショーはとても軽い感じの人間で、人生なんとかなるでしょって感じで飄々としています。作中緊迫した場面がいくつもあるのですが、彼は己のスタイルを崩すことなくその場を切り抜きます。余裕のある男は、かっこよく見えますね。
作品内では悲しい事件にあって心に傷を負った人たちが多数でてくるのですが、お話自体は前向きな方向で進んでいきます。最後まで予想のつかないおもしろいお話なのでぜひ手に取って読んでみてください。
おわり

ペッパーズ・ゴースト (朝日文庫) 文庫 – 2024/12/6
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